XXII. 金克カイジと化学療法を併用して悪性リンパ腫瘍を治療した46例

XXII. 金克カイジと化学療法を併用して悪性リンパ腫瘍を治療した46例

王翁鳴 付国芝 楊笑泉 (佳木斯市中心病院、佳木斯大林154002)

「浙江腫瘍」雑誌 1999年 私達は1995年1月から1998年1月まで46例の悪性リンパ腫瘍を治療し、 いずれも細胞学と病理学で最終診断され、全病例KPS採点いずれも>60分、すべて放射治療を受けていないし、この1ヶ月近くにその他の化学療法をおこなっていない。

症例を無作為に両群に分け、金克カイジ群+COP、CAOPは第一群とし、単独化学療法COP、CAOPは第二群とする治療方法:サイクロフォスファマイド600mg/m2~800mg/m2、第1、8日目、ドキソルビシンが40mg/m2第1日目、ビンクリスチンが1.0mg/m2~1.4mg/m2、第1、8日目、PED40mg/m^2,第114日目に経口投与する。第1群は加金克カイジを併用し、毎日60g、1ヶ月間は一つ治療のコースとし、間欠期は化学療法に従わない。

第2群は金克カイジを併用しなく、外化学療法の方案は第1群と同じ、全病例は化学療法を行う前にいずれも血液のルーチン検査、肝臓と腎臓機能と心電図の検査を行う。治療効果は1981WHO基準に準じて、完全緩解(CR)、部分緩解(PR)、無変化(NC)、進展(PD)、CR+PRは有効率で、群間の比較はx2検定で行う。

治療効果:COPと金克カイジを併用した第1群の総有効率は88.9%(8/9)、PD病例がなく、CAOP総有効率は75%(12/16)、対照群は(43%、50%)、統計学で処理して明らかな有意差は認められた(p<0.01)。

毒副反応:化学療法と金克カイジを併用した第1群に明らかな骨髄抑制を表したのが3例、白血球下降率は60.0%(15/25)で、肝機能変化は40%(10/25)であった。第2群の6例は明らかに骨髄抑制があって、白血球下降率は90%(19/21)で、肝機能変化は48%(10/21)であった。両群を比べて明らかな有意差が認められた(p<0.01)。

(原稿受領:19995-11)

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