XIII. 金克カイジ顆粒とFAM方案を併用して末期胃癌を治療した38例

 

XIII. 金克カイジ顆粒とFAM方案を併用して末期胃癌を治療した38例

劉星野①周黙巍①徐楓②路育芝② 「浙江腫瘍」雑誌 1999,5

(① 佳木斯市中心病院、佳木斯154002;②佳木斯紙業集団有限会社職員病院、佳木斯 154002)

1997年5月1999年3月、我が病院は計38末期胃癌を治療し、治療情況を次の通り報告を治療する。 方法38例の胃癌患者は、いずれもIV期、手術不可能で、術後再発或は移転の患者である。無作為に両群に分けて治療する。治療群18例。男性が8例、女性が10例、年齢が35歳80歳、平均57.5歳。対照群が20例、男性が8例、女性が12例、年齢が32歳81歳、平均が56.5歳。病理分類:管状腺癌、低分化腺癌、粘液腺癌、印環細胞がん、治療群がと対照群はそれぞれ4例、8例、2例、4例と5例、7例、4例、4例。

治療方法:治療群:金克カイジ顆粒の散剤、経口投与、1日3回、毎回20g/パック。4周間は一つ治療のコースである。FAM化学療法方案、5Fu500mg/m2は第1日目から5日目まで静脈点滴し、ADM30mg/m2は第1日目、第5日目に点滴静脈注射、MTX400mg/m2は第1日目に点滴静脈注射、4週間繰り返し治療する。計3回。

対照群:FAM方案の化学療法治療群と同じである。両群は治療前、メトクロプラミドを20mg静脈点滴し、消化反応を予防する。血液と尿のルーチン検査、生物化学検査、心臓、肝臓と腎臓の機能はいずれも正常な範囲である。 WHO治療効果と毒性反応の分度基準に準じて短期治療効果と不良反応を評価する。

結果治療効果判定:

薬投与12週間後に短期治療効果を観察する。治療群の効果が(CR+PR)56%(10/18),対照群が45%(9/20),両群は明らかな有意差がなかった(p>0.05)。

不良反応:両群はいずれも急性不良反応がなく、Ⅲ度以上の毒性もなかった。対症療法をした後に231週間以内で正常回復した。 6ヶ月の生存率:6ヶ月生存率:治療群は61.11%(12/18),対照群は45%(9/20)で、両者は明らかな有意差があった(p<0.05)。 結論金克カイジ顆粒は直接に腫瘍抑制作用があって、明らかな免疫増強作用を示した。金克カイジは明らかにα、γインターフェロンを誘発し、、インターロイキン2Tなどリンパ因子を刺激し、NK細胞、薬品(顆粒剤)球、単核細胞の細胞毒活性産生を増強する:しかもaインターフェロン、aインターフェロン、インターロイキン及びそれらの活性リンパ細胞の間には協同作用があり、連合増強効果を達成する。本群はFAM方案で末期胃癌を治療する短期有効率は45%、金克カイジ顆粒の経口投与とFAM方案を併用して、FAM方案の治療効果を高めることができ、明らかに末期胃癌患者の生存期間を延長する。

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